作家 古典・思想・歴史・SF

佑中字

Uchu Zi

佑中字(Uchu Zi)は日本・湘南生まれの作家で、古典・思想・歴史・SFを横断しながら独自の理論や物語を構築しています。中国、とくに上海を重要な舞台・取材対象としており、創作だけでなく、歴史資料の検証や現代向けの注釈・解説づくりにも力を入れています。作品はKDPでの出版も継続しており、読みやすさと史実への配慮を両立させることを大切にしています。

執筆と資料研究をイメージした、開いたノート、万年筆、布装の本の静物

執筆活動

複数の長期プロジェクトを並行して進めています。『海梁プロトコル――黄浦江の機械たち』『十三州館の十四人目』では近未来の上海を舞台にしたSFを執筆し、『上海放談』では上海のニュースや制度、文化、旅行記をまとめています。また、『罪と罰』の現代語化、『一分間の永遠〜ドストエフスキー伝〜』、『凡人と超人、愛情と同情、罪と罰』シリーズ、『近代日本は「構造的」に腐る』など、古典・思想・評論・小説を幅広く制作しています。文章では自然で洗練された表現を好み、注釈や解説も現代の読者が理解しやすい形へ丁寧に整えることを重視しています。

研究テーマ

中国古典や思想史への関心が深く、『論語』『老子』『韓愈』『詩経』『穆天子伝』『水滸伝』『西遊記』などを継続的に読み解いています。独自の理論として「三元調衡論」や「三元道」を構築し、倫理・能力・性格・物語分析へ応用しています。

上海への関心

上海を継続的な取材・創作の舞台として扱っています。現地の制度や都市開発、交通、生活文化、新技術などを調べ、記事やエッセイへ反映しています。上海レゴランド、浦東空港のモバイルバッテリー規制、小米AI眼鏡、EV普及、15分生活圏、思南書局・詩歌店など、具体的な出来事や場所を作品の背景として活用することを大切にしています。

歴史と家族の記録

第二次世界大戦期の身近な証言や公的資料をもとに、家族史を歴史作品としてまとめるプロジェクトを進めています。公的記録や一次資料を照合しながら、史実と伝聞の関係を丁寧に検証し、読者に伝わりやすい形へ再構成することを重視しています。歴史的事実の裏付けや資料性を大切にしながら、物語としても読める作品づくりを目指しています。

創作スタイル

作品のブラッシュアップを繰り返しながら完成度を高める執筆スタイルを好みます。地の文の流れや語感、注釈、キャプション、紹介文まで細かく磨き上げ、史実と創作の境界が明確で、読みやすく品のある文章を目指しています。また、『上善は猫のごとし』では老子を猫の語りで描く童話、『海梁』シリーズでは架空都市世界観の構築など、多様な文体やジャンルも開拓しています。